テラコッタ・オーブンについて


テラコッタ・オーブン(クレイ・ベーカーとも言います)ってなに?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、早い話、土鍋です。ただ、日本の土鍋と少し違うのは素焼きという点です。普通、土鍋は全体を釉薬でコーティングしてあって水を注いでも漏れませんよね。でも、テラコッタ・オーブンは基本的に素焼きですから、漏れます。ただ、この漏れる、水がしみこみということが、調理の上でとっても重要なポイントなんです。

二種類のテラコッタ・オーブン。
一つは、お鍋部分も蓋も完全に素焼き、もう一つは、お鍋の内側が釉薬で仕上げられていて他全部素焼きという二種類のテラコッタ・オーブンがありますが、いずれにしても、どこかしらが素焼きです。
使い方にはちょっとした三つコツがあります。
一番目。少なくとも使う前15分から30分、お鍋部分も蓋も全部を水につけて水分を十分に吸収させてください。二番目。テラコッタ・オーブンを入れてからオーブンをプレヒートしましょう。水を含んだテラコッタ・オーブンを高温のオーブンにいきなり入れると割れます。三番目。使い終わったら重曹で洗いましょう。台所用洗剤はしみこむので禁物です。
さて、でも、パンを焼くときタラタラとプレヒートしたくないですよね。そういう時は、水につけたテラコッタ・オーブンを先にプレヒートしてください。で、高温になったら蓋を開けてパン種を落とし込んでください。


私は2個のテラコッタ・オーブンを使っているのですが、一つは写真のアメリカに古くからあるもの、もう一つは中国製で、どちらも一見同じくらいの大きさ(幅が25センチx15センチぐらい)です。ところが重さがあまりに違うので計ってみると、アメリカ製のほうは4.5キロ、中国製のほうは500グラムしかありません。

テラコッタ・オーブンの真骨頂はオーブンで過熱する際、素材を蒸し焼きにするために、テラコッタが十分に水を含むことがポイントなのであまり軽い(薄い)ものだと役に立ちません。そんなわけで、中国製のほうはもっぱら玄米を炊くときに使っています。

さて、写真なのですが、調理前にテラコッタ・オーブンをシンクの中で水に浸しているところです。30分ほどこのままにしておくのですが、浸した後にもう一度重さを計ってみました。水に浸す前に4.5キロあったテラコッタ・オーブンは浸した後では5.1キロになっていました。つまり、600CCの水を含んだことになります。

乾燥状態のテラコッタ・オーブンでパンを焼くと、遠赤外線効果でそれはそれなりにおいしく焼けるのですが、水を浸して使うと、ふっくらもちもちになります。時間は、乾燥状態で使用の場合、小麦粉3カップを使用して200度で45分ぐらいで焼けますが、水に浸した場合は、1時間半かかります。

ちなみに、テラコッタ・オーブンがない場合は、レンガ二個か三個ぐらいを水に浸してパンを焼くときに一緒にオーブンに入れると同じようにふっくら仕上がります。ただし、その場合も、テラコッタ・オーブンと同じように、プレヒートの段階からオーブンに入れてください。

スパイシー・ポタージュスープ



step1 ジャガイモをゆでます。ジャガイモが茹で上がるころ、キャベツの葉っぱも二三枚一緒に茹でます。

step2 生姜とにんにく、各一片をみじん切りに。

step3 ミキサーに茹でたジャガイモとキャベツと茹で汁少々、そして、2を入れてクリーム状になるまで混ぜます。さっぱりしたクリームにしたいときは茹で汁を、コクのある仕上がりにしたいときは牛乳を足してください。

step4 塩コショウで味を調えて出来上がり。

レッドペッパーとハバネロのアピタイザー



大きなペッパーはオーブンで丸焼きした後、皮をむきます。
ハバネロはみじん切り。黒こしょうと塩、それにオリーブオイルと
レモンの絞り汁であえます。冷蔵庫で冷やす。